「序章」

「パラレルワールド」それは無限の世界であり、今、自分がいる世界もそのひとつだろう。

たとえば、もし自分があの時違う選択肢を選んだら・・・未来は変わり、別の世界になるだろう。


二本の隣あった平行線のように、決して交わることがない世界
その世界のひとつで邪悪な意思が蠢いた。

その邪悪な意志は、力を欲していた。自分を封印した者・一族に復讐するために

そして、その世界を我が物にするめに力が必要だった。

そのために、いくつものパラレルワールドを探していた。

巨大な人型ロボットが活躍する世界や、人工知能が人類を敵と認知し、攻撃してくる世界など

いろいろな世界を見てきた。

「違う・・・こんな物ではない・・・」足りない・・・もっと!もっと!強い力を!

「オオオオオ・・・・・」どうやら、お目当ての力を探しあてたようだ。

残された力を振り絞り、その世界からその「強大な力」を呼び寄せようとしていた・・・

「させないわ・・・」誰かの声が響いた。

「邪魔をするな!」強力な力がぶつかりあった。

その結果、間違えて違う力を奪い取ってしまったばか りか、

その周囲の物まで呼び寄せてしまったようだ。

「まあいい、この力もなかなかの物だ」

そして、その力を奪い取られてしまったのは・・・

「本編」

どこかにありそうでない商店街「招き猫商店街」

そこの一角にある、一軒のおもちゃ屋「スーパーおもちゃん」

そこで、退屈そうに店番をしている、一人の女の子と 黄色くて丸い生物がいた。

彼女の名前は「デ・ジ・キャラット」通称「でじこ」と呼ばれている。

レタス色の髪に、モスグリーンの大きな瞳、ネコ耳帽子にメイド服、さらに手袋、ブーツ、しっぽまで装備している。

一見すると、猫装備を身にまとったかわいい女の子である。

語尾に「にょ」をつけて話す。デジキャラット星の王女様であるが、店番をしている姿は、とても王女様とは思えなかった。

「にょ〜、退屈にょ〜」と言いながらだらけていた・・・その姿を見て、黄色くて丸い生物が注意をした。

「でじこ!ちゃんと店番するゲマ!」黄色い生物の名前は「ゲマ」

でじこのお目付け役ではあるが、いつもでじこの「目からビーム」で黒こげにされている。

語尾に「ゲマ」をつけて話す。

「うるさいにょ!目からビーム!」

でじこの瞳が光った!次の瞬間、二本のビームがゲマ に命中した。

「ゲマ〜!」ゲマは、屋根を突き破って空の彼方に消えてしまった・・・

「やっと、うるさい奴がいなくなったにょ」でじこは、まただらけ始めた。

その直後、店の入り口が開いて誰かが入ってきた。

店に入ってきたのは、トラ模様のネコ装備をした小さ い女の子だった。

彼女の名前は「プチキャラット」通称「ぷちこ」と呼ばれている。

年齢は5歳であるが、十歳のでじこよりしっかりしている。

でじこについて地球へやってきた。語尾に「にゅ」をつけて話す。

「にょ〜、ぷちこ〜遊びに来てくれたのかにょ?」だらけ状態から、でじこが元に戻った。

「にゅ!」ぷちこは手を上げた。

「ぷちこちゃ〜ん!!来てくれたんだね〜!」店の奥から青年が飛び出してきた。

彼の名前は「面茶やすし」

玩具工房でいつも怪しげなおもちゃを作っている。

彼のつくる玩具ははっきりいって「役立たず」の物が多い。

ぷちこにぞっこんである。

「アニキ〜何やってんだよ」店の奥から少年がでてきた。

彼の名前は「面茶きよし」通称「きよっさん」である。

やっさんとは兄弟であるが、弟のほうがしっかりして いる。

ボーボー中学に通う中学生である。

以前は兄弟で玩具屋を経営していたが、ある日やってきたでじこ達が

居候しているため今は三人と一匹?で店は成り立って いる。

男兄弟のため、でじこは店の看板娘だ。

しかし、やっさんの変なおもちゃが原因かでじこの性格が原因か客は少ない・・・

突然の来訪者により、さっきまで静かだった店内は一 気ににぎやかになった。

また、店の入り口が開いて誰かが入ってきた。

ってきたのは、うさ耳の少女である。彼女の名前は「ラビアンローズ」(本名うさだヒカル)本人はラビアンローズとよんで欲しいのだが「うさだ」とよばれている

商店街の美容院「おしゃれ泥棒刈巣魔」の娘で、きよっさんとおなじ中学に通っている。

彼女は店にはいってくると恥ずかしそうにしながら何か包みを出して、「あの・・・これ、きよし君に・・・」ともじもじしながら渡した。

「なんだい、これ?」といいながらきよっさんが包みを開けようとすると・・・「キャー!恥ずかしい!!」といって外に出ようとしたが、入ってきた四人組に激突して倒れた。

「痛いぴょ〜」と女の子が言った。するとまわりで、三人の男達が「ピョコラ様!!」「ぴよこ!!」と口々に叫んで駆け寄った。

「ピョコラ様!大丈夫ですか?」と青年が言うと、「大丈夫ぴょ」と女の子は答えて起き上がった。

彼女の名前は「ピョコラ・アナローグ三世」通称「ぴよこ」

デジキャラット星のお隣、アナローグ星の王女様であるが・・・以前アナローグ星はデジキャラット星に対して戦争をしかけ、敗戦して財政危機に陥っているため極貧生活を送っている

 パンダ耳帽子にはちみつ色の髪、腕にBのマークが入った腕章をつけ昔の看護婦さん風な格好をしている。

語尾に「ぴょ」をつけて話し、さらに「口からバズーカ」という特技を持つ

年齢8歳であるが「ブラックゲマゲマ団」の首領で、部下は三幹部と多数の団員たちがいる。

さっきの三人組が三幹部で、「リク・ハイゼンベルグ」元帥・「カイ・シュバイツァー」中将・「クウ・エアハルト」少佐である。

「ブラックゲマゲマ団」は、財政危機のアナローグ星を救うためにデジキャラット星の王女であるでじこをさらって身代金を要求しようとたくらんでいる連中だが、

いまだに成功していはいない・・・

「でじこおねえちゃん!!今日こそはきてもらうぴょ!」と言ってでじこを指差して、ぴよこが言った。

「いやですにょ〜めんどっちいにょ〜」とでじこは答えた。

「しかたないぴょ!!強行手段ぴょ!口からバズーカ!!」といって口を大きく開けて、バズーカ砲を放とうとした瞬間!

「甘いにょ!!目からビーム」とでじこも負けじとビームを発射した!!

バズーカとビームの射線が一致し、空中で激しく激突した瞬間!激しい閃光を放ってあたり一面の世界がゆがみ始めた。

「にょ〜!!!なんだにょ〜吸い込まれるにょ〜!!」「うわ〜」「にゅ〜!」「助けてゲマ〜!!」「なんなのこれ〜」「リク・カイ・クウ〜!」「ピョコラさま〜!!!」「うわっ!!」

と叫ぶ間にその場いた全員は、吸い込まれて店内から消えてしまった・・・

その様子を店の入り口から遠巻きに眺めていた、一人の少年までもを巻き込んで・・・

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